大阪府門真市にある犬猫の動物病院

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食物アレルギーとは

 人にもそばアレルギー、卵アレルギー、ピーナッツアレルギーなどいろいろな食物アレルギーの患者さんがいます。 動物も例外ではなく、食物アレルギーはあります。 毎日食べる食物でなるので、アトピー性皮膚炎とは違い、子犬の段階で発症することがあります。   普通のアトピー性皮膚炎は、3歳以下で発症するという定義がありますが、食物アレルギーの場合は1歳未満で発症することがあります。生後4,5か月から目の周り、口周り、耳が赤くて痒がるという子を診ることも稀ではありません。   とりあえず、上記の項目があてはまる場合は食物アレルギーを考えてみてもいいのかもしれません。 なぜ、軟便、排便回数が関係あるの?と思われる方もいるかもしれませんが、 食べたものがあわないと腸のリンパ球が反応して、吸収が悪くなったりし、軟便・排便回数の増加につながることがあります。   もし食物アレルギーかもしれないと思ったら・・・  まずは今食べているドライフードや缶詰、おやつ、人の食べ物を書きあげてみてください。 その中にどんなタンパク質が入っているかを見て下さい。 チキン、米、ビーフ、ラム、魚、トウモロコシ、小麦、大豆などなど、色々な食材が使われています。 そのどれかに、きっと合わないものがあるのだろうと考え、まずそれを除外してみましょう。 チキンのフードを食べていた子は魚に変えてみるとか、ビーフに変えてみるとかしてみて下さい。 その際、おやつもチキンはもちろんだめです。 主食とおやつの蛋白源を同じものにした方がいいです。(魚のフードだったらおやつも魚という風に)   変えてみて、良くなったら、きっとその食材のタンパク質があわなかったと考えて下さい。 ここで気を付けてほしいのはタンパク質の交差反応というものです。 ビーフとラムのタンパク質は似ているし、ヤギミルクと牛乳のタンパク質は似ています。 似ているタンパク質を取ると、それに反応することがあるので、ガラッと蛋白源を違う種類の動物に変えた方がいいでしょう。 インターネットで交差反応というワードで検索すると、調べられますので、心配だったら「今食べている物と近いタンパク質は何だろう?」と調べてみるのもおすすめです。     新奇蛋白食と加水分解食  これらは聞きなれない言葉かもしれません。   新奇蛋白食とは「アレルギーを持ったこの子が今まで食べた事のないであろう食材(蛋白源)で作ったフード」です。 そこにはダック(アヒル)、魚、カンガルー、エンドウ豆など色々な食材が使われています。 だいたい蛋白源も1種類や2種類に制限されてアレルギーが出にくいように考えられています。 昔はアレルギーのある子はラム&ライスを食べさせることが多かったのですが、今はラムのフードを食べたことのある子も多く、そのため必然的にラムアレルギーの子も多くなっています。 (ちなみにエビの養殖が盛んなタイはエビアレルギーの子が多いらしいです)   加水分解食とは「アレルゲンとなるタンパク質を細かくして、アレルギーを発症させにくくしているフード」です。 タンパク質が大きければ大きいほど、体は反応しやすく、痒みが出やすくなったり、下痢を起こしたりするので、そのタンパク質を細かくしてアレルギーを出しにくくする。といったのが、このフードの特徴です。 チキンのアレルギーでも、チキンの加水分解フードだったら症状が出ないという子もいます。 作るのにちょっと手間がかかっている分、他のフードよりお値段が高いものもあります。     治療法  最初は痒みがあるので、フードと、内服との2刀流になります。 痒みが落ち着いてきたら、内服を切ってフードのみにしてみます。   フード替えは7-10日ほどかけてあげた方が胃腸にやさしいでしょう。 そして早ければ切り替えて1週間ほどで痒くなくなる子もいますが、大体6~8週間はその新しく切り替えたフードを試してみた方がいいといわれています。 皮膚用のフードには皮膚や被毛にいいように脂肪酸がいっぱい入っていて、それのおかげで皮膚の調子が良くなることもありますが、それは2、3ヶ月くらい経たないとわかりません。 フードのみにしてやっぱり痒みが出る。という場合は、食物アレルギーとアトピー性皮膚炎の混合型かもしれません。     その他 食べたことのない食材なのにアレルギーが出た!! そんなことも起こりえます。 それは痒くてひっかいて傷が出来た皮膚から蛋白源が入ってくるためです。 なので、保湿をして皮膚のバリアを作ってあげ、口からだけでなく皮膚から入る蛋白源をブロックすることも必要です。 皮膚が弱い子は乾燥しやすかったり、すぐに皮膚の感染症にかかりやすかったりして、皮膚のバリア機能が弱いです。 それを補ってあげるのが保湿剤です。色々なタイプがありますのでそれは病院の先生と話し合って体に合っている物、体に足りてないものをつけてあげて下さい。   ※症例写真

肛門周囲の痒みがありこすって赤くなっています。黒いところはこすりすぎによる色素沈着です。

(チキンアレルギーでした)   ※症例写真 首の所の皮膚が真っ赤になっています。耳も掻きすぎて黒く色素沈着し、耳の穴が腫れて見えなくなっています。(チキンアレルギーでした)     院長  今本

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